鹿野学園1年生⑦⑧「にんじゃ学校 〇〇の一日」(2021年1月)

活動目標:「伝える」を楽しむ。アイデアに反応して表現する。
ねらい:他人の意見をきいて、反応して表現してみる。空想してみる。

2021年1月18日(月),19日(火) 2校時(9:30~10:15)
進行:がきぞう GF:ごとえもん、むらむらさい 撮影:奥田、三輪

■1日目(1/18)
1.ウォームアップ(10分)グループで:しゅりけんがえし(しゅりけんを投げたふり受けたふりをする)
2.ゲーム1(10分)みんなで:よげんカード(カードに書かれた様子を体で表現する)
3.ゲーム2(10分)グループで:よげんゲーム(みんなに起こることを予言して、予言されたらその通りに動く)
4.ふりかえりシート記入(10分)

■2日目(1/19)
5.ふりかえり(10分):できごと動画、担任の先生からのコメント
6.ウォームアップ(5分)グループで:しゅりけんがえし
7.ワーク(25分)グループで:かってに日記(グループにいる大人の一日をみんなで自由に考える)
8.感想(5分)

活動目標である「伝える」「反応する」のウォーミングアップとして、ゲームはしゅりけん返しからスタート。
同じようなゲームで、自分を指して「わたし」と名乗り、誰かを指して「あなた」と、受け渡していく演劇ゲームもあるのですが、集中が必要。しゅりけんが飛んでくるかもしれない警戒がちょうどいい集中になって、低学年にはこっちが良いなと思いました。
刀で打ち返したり、避けたり、わやわやするグループもあったので、1年生はぐっと集中できる時間内でやるのがいいかもしれません。

今回はじめてのよげんカードは、テンションが上がって楽しくなってしまい、よげんに反応できた人は半数ほどでした。
1年生には、より視覚的に見本を見せた方が良さそうです。ワーワーなってしまいがちなので、
術の解除をはっきりするなどのメリハリも必要だと思いました。
よげんに操られるのは楽しんでくれていたようなので、実施の仕方の工夫かなと思います。

そこからグループごとに移ったよげんゲームは、反応できたグループはとても面白かったです。
よげんを一人ずつ考えるのですが、鳥になったり恐竜になったり…。反応できていました。「みんながラブラブになる」というお題は面白かったです。好きなものゆえに友達にダメ出しをしてしまい、言われた人が気持ちよくない場面もありました。表現は多様で良いという見本を見せていくと良いのかもしれません。
低学年、特に1年生は、見本の大切さを感じます。大人がやっているのを見るのは楽しいですし、理解や集中につなげていければと思います。終了の合図で注目できるような音なども使っていきたいと思います。

先生との振り返りでは、よげんカードでどうしたらいいか動けない子も見られた。
よげんゲームは(よげんを考えるのに)もう少し待つかな、と思ったけど進められていた。
全体的にやりたくない子がおらず、あまり停滞することなく進められる子が多くてよかったとの感想をいただきました。

2日目のワーク、かってに日記(グループにいる大人の一日をみんなで自由に考える)は、自分が考えた展開で大人が動くのを見るのは楽しいだろうという目論見で用意しました。
そこは目論見通りみんな楽しんでくれており、とてもよかったのですが、下ネタの方向で盛り上がってしまうのが、要改善という印象です。
例えば、大人が動くだけでなく、展開を考えた人に、どんな感じかやってもらうなどの工夫をすれば、もう少し内容に幅が出るのかもしれません。待っていると、徐々にアイデアが出てくる様子もあったようなので、丁寧に進めていくと面白くなりそうです。
グループで一人のひとの1日を作っていくのは、イメージの共有も必要ですし意外と難しいかと思いますが、楽しんでくれていたので、ブラッシュアップできればと思います。