青高⑦「台本をつくって、演じてみよう!fet.くんちゃん」(2020年12月)ワークショップ

活動目標:前期で培ってきた力を生かして、演劇づくりに挑戦する。
学習目標:課題解決するために、他の人と関わり合う必要性を知る。

2020年12月2日(水)3・4限目(10:55〜12:35)
会場:武道場 とその周辺(靴箱前や外で撮影)
進行:くんちゃん、やすだっち、タケ、えちごてぃー、れなぞう 記録撮影:よまる

1、省察 30分
ふりかえり動画と前回の作品動画を見る。生徒たちにインタビュー。先生からのコメント。演劇プロ視点からの鳥劇コメント。

2、さらにお芝居にする。 20分
前回と同じチームで、自分たちの作品の前後に起こったことを考え、演じてみる。 (途中、休憩をとる)

3、みんなの前で発表 30分
その場で発表して、生徒に感想を言ってもらったり、先生や鳥劇もコメントし、味わう。

4、リフレクションシートの記入 10分

くんちゃん「前へ来て、」と呼びかけるがいつものように恥ずかしがっている。(耳や目の良い若者達、あそこで充分なのだろうか?あの場所から静かに集中して見聞きするので、かえってあそこの方が?)
最後に「もう二歩前へ」との呼びかけに、遠慮がちに二歩前へ…いつもよりは若干前へ来てくれた。
今迄以上に、良く観、良く聞いて、集中して振り返ってくれている。
前回やった事を思い出し、冷静に俯瞰し、それを踏まえてより良くしよう、と云う感じが伝わりうれしい。

芝居づくりでは、前回の3人グループを基準に、此方は考えていたのだが、2グループくっつく班もでてきた。
A、6人で3人ずつの班を二つ分考える。
B、6人総出演で大キャスト版を作る。
C、前回と同じ3人グループで活動。
の3パターンの形になった。
勿論大勢の班は、大人数の良さもあった。流れに任せたい人には安心して参加できたよう。
3人でやったところは、逃げずにしっかり関わり合えていた。世界観にこだわってレベル高い作品も!

先週欠席だった二人もスムーズに溶け込めてよかった。
今年のクラスの雰囲気は、上下関係や貸し借りみたいな風にはならず、かなり対等で、リベラルな関係。いろんな形で助け合って仲良くやっていることに感心する。

「今のはかなり良かったから、次はもっと大きなリアクションにすれば?更に良くなる、」「お客さんは、この辺りで、こう…見ているから?→もっとこう、見せたら?」など、意見のやりとりが聞かれ、すごい。劇をわかってる!
反対に「ゆっくり、じっくり考える子」は、本来、グループワークよりも一人でじっくり熟考したいがそうもいかずもどかしくしている、…筆者等も同じタイプだが、そう云う子は、グループワークの中で、緊張を強いられる。こういった個性を慮りながら、そう云う少数派に振り回されたり、切り捨てたりしないで、全体の向上に努める事は大変難しい事であるが、こう云う場ではまさにそれが求められる。
私達もこういう点に、充分に留意しつつみて行きたい。

『嫉妬』班。→アンコール演技2回も!殆どアドリブ。すごい。最後に一言つぶやく女子役、毎回関わり方変えていて絶妙!

先生方からも「想像以上に完成度高く、更に続きを見せて欲しい、感じだった。」「ステージに、実際立ってやっているが、とても此の時間だけ(前回と今回だけ、の限られた時間内)で考え、作ったモノとは思えない出来映えにビックリした。」という感想を伝えられる3年生。
最後に、ゲスト講師ラストのくんちゃんから。
「何でも小さな事にトライし、それをちょっとずつ積み重ね、積み上げてゆく。最初思いもつかなかった大きな事やら作品等が出来る、此れはこういう舞台や映像作品に限らず何にでも言える事なので、是非活用してみて。」「此れを○○力と名付けよう、○○力アップだね!」
くんちゃんからの助言と、前向きでポジティブな姿勢を、残る3回の活動につなげていきたい。

残る3回は先生方との連携授業。先生方がこれまでにされた写真や墨を使った面白い授業と、今回見られた生徒みなさんの「演劇力」の底力を発揮できる内容にしよう。